Austらぼ

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初めての就職活動 in オーストラリア②

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就職活動における超具体的なコツ

レジュメはダラダラ文章で書かず、箇条書きにするとかいろいろコツはあるが、それは他の誰かが解説していると思うので、ここでは私がオーストラリアでの就職活動時に実践して役に立ったことに絞って説明したい。

 

応募時 

1. レジュメは募集要項にあるキーワードと一対一に対応させる

ここまでリクルーターが無知であることを力説した。

そういった相手のために、あなたの方から歩み寄らなければならない。

 

単純化した例で説明すると、

募集要項に「Excelが使えること」と書いてあったら、レジュメに「表計算ソフトが使える」と書いてはならない。

 

ひょっとしたらあなたはExcel以外にもGoogleのスプレッドシート等を使っていて、いろいろ使えるという意味で「表計算ソフト」と書きたくなるかもしれないが、そう書いてはいけないのである。

相手は無知だからそれらが同じことを意味すると気付かないだろう。

(まずExcelと書いておいて、加えてGoogleスプレッドシートと書くのはOK)

 

AI的なソフトウェアによってレジュメを自動選別する場合もあるようだが、むしろその場合はExcelと表計算ソフトを同義だと判断してくれるだろう。

 

2. 応募したら相手先の電話番号を登録しておく

就職活動時には幾つもの案件に同時に応募することになる。

そうすると、もし電話で連絡が来た時、どこの誰がかけてきたのか分からなくなることがある。

相手は毎日のように誰かに電話をかけ同じ文言を唱えているから、基本的に早口になっている。

日本語ですら相手の滑舌が悪くてどこの誰がかけてきたのか分からないという経験はないだろうか。

ましてやここは英語の世界である。

「え? 誰? 何?」と最初につまずいて第一印象を悪くすることは避けたい。

 

幸いSEEKの案件には連絡先が載っていることが多い。

応募したら、電話がかかってきたときに着信画面を見て何の案件だったか分かるようにスマホに登録すべきである。

 

面接に呼ばれたら

1. LinkedInをチェック

誰と面接するか事前に知らされる場合がある。

また少なくとも人事担当者の名前は分かっている。

これから会うことになる人についてLinkedInでチェックしてみるべきだ。

 

シドニーの会社の面接を受けたとき、私は相手がMBAホルダーであることをLinkedInによって事前に知っていた。

面接時に話の流れで、「あー、それでMBAを取ったんですね」と発言したのだが、相手は私がそのことを知っていたことが嬉しくて、私に好印象を持った、ということも考えられる。

 

2. 投資家用情報を参照する

ウェブサイトを見ることは当然だが、株式上場している会社の場合、投資家用情報が入手できる。

それによく目を通しておくべきだろう。

そこから会社の規模や展望がうかがい知れる。

 

面接

1. プレゼン資料を持参する

普通の環境で育った日本人が英語に完全に自信を持つことは永久にない。

英語には相性があって、たまに何を言っているのか分からない相手に遭遇することがある。

だから相手に質問させるより、先手を打って自分から喋るのだ。

 

私の場合は開発担当だから、過去に自分が開発した製品と、これから開発すべき製品についてのアイデアをパワポで説明した。

そうやって説明していると、ごく自然に、自分の得意分野に相手の質問を誘導できる。

 

面接によってどういう状況になるか分からないので、ノートパソコンと印刷した紙版の両方を持参すべきである。

 

2. おまけ

二度目の就職(つまり今の会社)の一次面接は、R&Dのマネージャーによるものだった。

面接に行く前、私は過去の上司数名のキャラを思い返しておいた。

どんなクセの強いキャラでも怯まないようにイメージトレーニングしておいたのだ。

 

それで実際会ってみると、拍子抜けするくらい普通に良い人だった。

今のところその好印象は変わっていない。