オーストラリアの異常な移民率
今月上旬、日本に帰省した。
海外在住者はまともな日本食に飢えている。
別に高級食材が食べたいわけでなく、普通レベルの刺身や寿司で十分だ。
だから泊まったホテルの近辺を物色してさっそく海鮮丼が食べられる店に入った。
店では外国人(東アジア系ではない)のスタッフが一人、接客していた。
なんとなく自信なさげに。
実際かなり覚束なかったが、日本語の障壁がそうさせるのだろうか。
それとも日本の職場は「ちゃんとやらなきゃいけないプレッシャー」がすごくてぎこちなくさせてしまうのか。
はたまた自分はマイノリティだと感じて萎縮しているのか。
私はオーストラリアで外国人(オーストラリアから見た外国人)にばかり囲まれて暮らしているが、彼らは別に自信なさげではない。
お気楽そうに働いている。
日本は移民大国か?
日本はすでに移民大国だ―
たまにそういった記事を見かける。
○○万人の移民が日本に潜伏しているー
自称知識人たちはそうやって善良な市民を煽るのだが、
私に言わせると「笑わせるな」ということである。
オーストラリアの異常な移民率
「人口に対する外国生まれの人の割合」を見てみよう。
オーストラリア政府 2017年データ
日本1.9%に対し、オーストラリアは28%である。
異常な数字だ!
加えて移民たちはオーストラリアでプータローをやっているわけではない。
「雇用における外国生まれの人の割合」を見てみよう。
これも31%と驚異的な高さだ。
私がこのデータを追加したのは、日本のマスコミは移民を魑魅魍魎として扱うことが多いから、その誤解を解くためである。
移民も社会人しているのである。
…それにしても、これはちょっと異常な数字だ。
しかしこんな訳の分からない状態でも国は成り立つのである。