英語を話せないのには理由がある② 豹変した韓国人女性
韓国人のフラットメイトがときどき連れて来た友人の中に、一人のshyな韓国人女性がいた。
過去(2004年)に語学留学で、シドニーに一年間滞在していた頃のことである。
一緒にウーロンゴンまで遊びに行ったことがあるが、私は彼女とはほとんど言葉を交わさなかった。というのも、
彼女は全く英語を話さなかった(話せなかった)
からである。
その一年間、何度か彼女に会う機会があったが、その印象はほとんど残っていない。
そういう人もいたなあ、という程度である。
時は流れ、私が日本に帰って何年も経った後、元フラットメイトだった韓国人の友人から結婚式への招待があった。
ソウルで挙式すると言うのだ。
豹変した女
そこで再会したのが
日本語ペラペラになっていた前述のshyな韓国人女性である。
このときになって我々は初めて会話した。
私はそのとき初めて、彼女の人となりを知ることになったのである。
彼女はオーストラリアの後、日本にも数年滞在したらしい。
それによって日本語を習得したのだと。
彼女だって英語は中学と高校で学んだはずだ。(熱心ではなかったかもしれないが。)
それでも(我々と同じく)英語を話すレベルには至らなかった。
しかし日本語はどうだ。
日本に数年間滞在しただけでかなり高いレベルに達した。
それも大人になってからの話だ。
彼女の日本語レベルは、曲がりなりにもオーストラリア企業で働いている私の英語よりも、断然高いと思われる。
その日本語は極めてナチュラルに聞こえるのである。
さて賢明な読者諸兄は、私がこの話をどう収束させたいかお気付きであろう。
この話は前回の続きなのである。そしてまた次回へと続くのだ。